自分を責めているとき
心の内側から心の壁をなぐっているような感覚がある
心の内側からなぐっているのは誰か
「何もできないのが悔しくて泣いている自分」だ
私は泣いている自分にきいてみた。
「なぜ、なぐってしまうの」と
泣いている自分はこう言った
「みんなみたいに、ふつうにできない
人の役に立ってない
もっとがんばらないといけない
ふつうにならなければ!」
そう言って、涙を流しながら
なおもなぐり続ける
そうか、そうなんだね
ふつうの人と同じに役立ち、
がんばれないと
生きていてはいけない気がしていたのかな
しかし、かなしいかな
「ふつう」は無理だから、
さてどうしたものか、だね
私は泣いている自分の隣に腰を下ろした
私も、いつしか泣いていた
泣いている自分よ、こういうとき
隣に腰を下ろして
一緒に泣きながらキミの話を
聞いてやるくらいしかできないが
君を一人にはしない
そうすると、君はなぐるのをやめ
泣き止むこともある。
それで充分
それで花丸
それが自分を癒すということ
さぁ、安心したなら
少し眠るといい
少し休むといいよ
心配は私の前に置いて
安らぎの中で少し眠るといいよ
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