調子が悪い日の視界

今日は調子が悪い。

日当たりの悪い家にいるつらさが、
いつもより沁みる。

昨日は、一緒に暮らしている彼が眠れなかったらしく
一晩中しょっちゅうトイレに起きたり、
ウロウロしていた。

そういうときは
目を瞑って横になっているけれど、
こっちまでよく眠れないんだよなぁ。

心の背景がどんよりと暗く、
冷たい風が吹き荒れている。

そういう風景が
低いトンネルのような感じで続いていて、

「いつ、青空の広がる外に出られるのかなぁ」

と、ぼんやりと思う。

心の水面には絶えず
さざなみが立っているような感じで
気分がそわそわと落ち着かない。

何も理由はないけど、不安で怖い。

こういうときは外に出るのが
いつもより輪をかけておっくうなんだけれど、

今日はどうしても役所に行かなければいけない。

朝ごはんを食べるところまではできたが、
また横になりたくなってきたなぁ。

役所は少し眠ってから、出かけられたらいいなぁ。