坂口恭平さんの本、
『自分の薬をつくる』に書かれていた、
「加点日記」をしばらくつけてみた。
今回は、加点日記をしばらくつけてみて
分かったメリットをまとめておきたいと思う。
加点日記のメリット①:日課ができて症状がマシになる
これは一番すごいと感じたところ。
続ける理由としては、
これに勝るものはないと思っている。
なぜ症状がマシになるかというと、
日課ができるから。
毎日の日課を決めて、淡々とこなすこと
日課をこなすことで
不安になる時間を減らせること
これはとても抑うつに有効だなと感じている。
そして、先ほどの坂口恭平さんの著書の中でも
躁鬱病に有効だと書いてあった。
加点日記のメリット②:自分のことを認められる
精神疾患があると、自分を責めがち。
「あれもこれもできてない」と
マイナス点ばかりつけては落ち込むことが多い。
そして、結果的にそのことが
症状を重くしてしまうと感じている。
加点日記をつけると、
意外と自分が毎日色々なことを
やっているとわかる。
それプラス、そのことを「えらい」と
書き続けることで
「自分意外とがんばってるやーん♪」
と思えることは大きいと思う。
加点日記のメリット③:毎日を丁寧に振り返り、マイペースを保てる
このお正月休みに感じたのだけれど、
気分変調症の他に発達障害、
特に自閉傾向の強いASDがあり、
内向的な性格の私には、
いつもの日常と違う状況が
とにかく苦手で不安なようだ。
- いつも仕事でいない彼が家にいる時間が長い
- 年末年始の時間が流れが速くて慌ただしい空気
こういった「イレギュラー」がしんどい。
すぐにマイペースを見失い、イライラしたり
頭の中がごちゃごちゃしてくる。
でも、加点日記を書くことで、
その日その日自分がやったことを
一つずつ丁寧に振り返ることができて、
時間の流れを「せかせか」から
「ゆったり」に戻せている。
加点日記のメリット④:自分や周りの人に感謝の気持ちを持てる
加点日記をつけることで
「毎日がんばってくれて、ありがとう」
と自分に声をかけることができている。
このことは、とかく自分を責めがちな
精神疾患持ちの私にはすごく大きなことだ。
そして、自分が色々なことができているのは
周りの人が応援してくれたり、見守ってくれるおかげだ。
そのことにも感謝の気持ちが湧いて、
気持ちが穏やかになることも、
加点日記をつけてみて、
とても心地良く感じた点だった。
加点日記のメリット⑤:言霊効果がすごい
毎日やったことに対してプラスの点をつけ、
「えらい」と褒める言葉を書き加える。
これをやり続けることで得られる
言霊効果はすごいと思う。
「私、結構良くやってるやん」
と思えて、段々と気持ちが明るくなってきたと感じる。
今日明日で変わるものじゃないけれど、
積み重ねるとどうなるのかが楽しみだ。
加点日記は、これからも続けて「自分の薬」にしようと思う
加点日記は、これからも続けていきたい。
この上ない「自分の薬」になるからだ。
ちなみに『自分の薬をつくる』には
ひとつの行動につき100点が
最高得点だと書いてあるが、
私は自己否定の度合いが強いので、
自分があげたい点を自由につけている。
それがとてもしっくりくる。
自己否定で困っている人には加点日記。
全力でおすすめしたい。
コメント